はじき銀舎の地味日記

地味な生活を送る、冴えない男の日記

刺激的なイベントにはアルコールを

土曜日。

 

仕事の休みを取り、大阪にやってきた。

 

 

 

まずはランチを、と思ったが、土曜とあってどのお店も混んでいた。

 

その中でも比較的すぐに入れそうだった和食のお店に入った。

 

 

やっぱり、初めて訪れるお店は緊張する。カウンターの空いている席に案内されたが、もう硬直状態。

左右のお客さんはもちろん、接客してくださった女性の店員さんにも一切目を合わせられない。

 

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僕は鞄から一冊のノートを取り出し、ひたすら眺めていた。

このノートは大まかに言えばこのブログ用のノートだ。

普段は自宅に置いているが、休日は時折書き込むことが出てくるため、持ち歩くようにしている。

内容は今のところ非公開だが、いずれ記事として文字に起こすかもしれない(未定だが)。

 

 

 

間もなくして、注文した海鮮丼と日本酒が手元に届けられたので、僕はゆったりと舌鼓を打った。

 

 

 

 

 

食事を終えた僕は再び街に繰り出したのだが、基本的に土日仕事のため、珍しい土日休みに外出すると人の多さに疲弊してしまう。

 

そこで、自然豊かな公園に逃げた。

 

 

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公園は陽射しが強過ぎず、風が身体に心地良く当たる絶好の環境だった。

 

だが、写真には入っていないものの、このアングル以外は結構人がいっぱい居て、あまり落ち着くことができずに後にした。

 

 

 

そんなこんなで、散歩がてら大阪の街を探索しているうちにメインイベントであるライブの開場時間を迎えていたので、会場へ向かった。

 

そう、Official髭男dismのライブだ。

 

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昨年末以来、2回目のライブ参加。前回はライブハウスの後方から楽しんでいたが、今回はホールで指定席。

半年前にモバイルファンクラブ先行でゲットしたチケットを3週間前に発券すると、何と1Fの5列目!

大学生時代に行ったMONKEY MAJIKのライブ以来の近さ(その時も5列目)。

 

 

ワクワクしながら開演を待つ間、会場内のバーでビールを堪能。

この日2度目のアルコール摂取。

 

 

 

 

 

18時に始まったライブは20時前に終了。一番好きな楽曲も生で聴けてご機嫌度最高潮だった僕は、そのまま帰りたくない気分だった。

地図アプリとにらめっこしながら、目的地のゲイバーを訪れた。

 

そこは、以前Wさんと過ごした夜の二軒目のバーだ。

 

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僕はここでカクテル、ビール、焼酎を立て続けに呑んだが、全く酔いを感じなかった。

 

いつも以上に気を張っていたからだろうか。

 

気を張っていたのには理由がある。

 

 

入店してからカウンターに座っていたが、隣に座る方に少しでも話しかけていこうと予め決めていた。

 

前回まではどちらかといえば受け身だった。話しかけられたら会話する。

だけど、毎回それではつまらない。

 

 

折角ゲイバーを訪れているんだから、人見知りしてはいけない。明るくポジティブな姿勢で滞在しよう、と。

 

 

結局、店員さんの力添えもあって、隣に座った方含め近くのお客さんとは少なからずお話しさせていただくことができた。反省や後悔は無い。

 

 

急遽行くことにしたゲイバーだったが、今回新たに積極的に話しかける重要性を感じた。

 

今回は皆さんが優しいお兄さんで良かったが、たとえ相手が会話するのにも無関心で玉砕したとしても、次に目を向ければいいと思えるようになった。

まあ、実際に玉砕したら多少落ち込むと思うが。

 

 

僕はバーで楽しい時間を過ごしていたが、「おっさんずラブ #6」をリアルタイムで観るため1時間程で店を後にし、電車で帰宅した。

 

そして「おっさんずラブ」を観たのだが、ドラマの諸々の感想は最終話終了後、気が向いたら総括でも書こうと思う。

 

 

 

3回に分けて酒を呑んだ休日。

ある程度のアルコールを添えれば、愉しさも倍増だ。

相談と人間臭さ

最近、2人の後輩の男の子からさまざまな相談を受けている。

 

 

相談を受けることは全く嫌では無いが、何故僕に相談するのか甚だ疑問が巡る。

 

大した人生経験も無ければ、大きな壁を乗り越えたような経験も無い。

 

でも、折角僕を見込んで(?)相談してくれているのだから、その状況や心情をしっかり聞き、誠心誠意対応するよう心がけている。

 

 

この先年齢を重ねるにつれ、そういったケースが増えていくかもしれない。

中途半端に回答して相手に悪影響を与えたくはないから、結構必死にやっているつもりだ。

 

 

 

 

だけど今日気付いてしまった。

 

僕自身が相談できる人が居ない、という事実に。

 

 

 

仕事で社外のある方との会話中、"僕は今抱えている悩みを誰かに話したくてしょうがないんだ"、と気付かされる一幕があった。

 

その悩みは仕事に関することなのだが、内容が内容なだけに、社内には相談できる人間が居ない。

 

 

 

ここで気付いてしまったのは、後輩の相談に乗り続けた反動なのか、それとも相談に乗ってほしいという蓄積した想いが許容値を超えたからなのか。

 

いずれにせよ、表面化したことに変わりはない。

 

 

 

 

その事実に気付きながら、お世話になっているその社外の方に、「はじきさんは人間味が無い。」と言われてしまった。

「仕事の話だけじゃなくて、もっと周りの人に悩みをぶつけたりして人間臭さを出した方が面白いのに。」とも言われた。

 

 

確かに、深い仲の友人以外の方に悩みや本音を打ち明けることは、かなりの恥ずかしさが伴う為ほとんどしない。

 

 

 

 

だが、僕の中に溜まっていた我慢もそろそろ限界なのかもしれない。

 

 

不器用かもしれないが、少しずつ人間臭さを出していこうと思っている。

 

 

 

 

〜お知らせ〜

2週間前から同名アカウントのTwitterをひっそりと始めました。

 

時期が時期なだけに、今のところ「おっさんずラブ」に関するツイートが多いですが、都度感じたことなどを記しています。

自己満足のために呟くだけのアカウントですが、もしも興味を持っていただけたり、ちょっとした時間のある方がいらっしゃったら、覗いていただけると嬉しいです。

 

尚、もしも相談に乗っていただける心優しい方がいらっしゃったら、連絡いただけると幸いです。

好きな服を求めて

今日は休みで洋服を買いに行ってきたので、今回はファッションの話。

 

 

 

僕はファッションにこだわりがある方だと思っていて、私服はかなり選り好みする。着れたら何でもいい、という考えではない。

 

頻繁にショップに足を運んだり収集癖がある訳ではないが、ここ数年は同じショップで購入し続けている。

 

 

そのショップでは毎度同じ店員さんに対応してもらっているが、似合うであろうおすすめの洋服を提案してもらっている。

 

その中からデザインや質感が好きな服を試着させてもらう。

 

最終的に購入するかどうかの決断をするのは僕だが、ほぼ全身コーディネートをお任せしているといっても過言ではないくらい頼りきっている。

 

 

 

洋服屋の店員さんの接客に関する話題が至る所で上がることがある。

「話しかけないでほしい」とか、「入口までお持ちします」の必要性とか。

 

前者についていえば、僕は店員さんにあれこれ質問して聞きたいタイプなので、あまり同意できない。

もちろんその店員さんと合うかどうかという点も無視できないが、この方には相談したいなと一度思うとそれを続けてしまう。

それが今の店員さんだ。

 

 

ショップにはいつも1人で行っているが、

"彼氏や友人が隣に居ればもっと楽しく充実した時間を得られるんだろうな〜。"

なんて考えてしまう自分が居る。

以前よりも、そんなことを考えることが増えた気がする。

 

 

アパレルショップを見て回るデートなんて楽しいに決まってる。

憧れのシチュエーションはこんな感じだ。

 

店内を散策しながら

僕「これ似合いそうじゃない?試着してみてよ。」

彼「そう?じゃあ、着てみようかな。」

試着後

彼「どうかな?」

僕「(あああ……、) 凄く似合ってるよ!」

彼「そう?じゃあこれを買って次会うときに着ようかな!」

僕「お願いします! (楽しみだ…。)」

 

なんて。僕と彼が逆になってもいいなあ。

 

 

 

こんなシチュエーションをいとも簡単に、数秒間で創り出せる妄想というのは無限のオアシスだと思う。

頭の中だけでどんな方向にも繰り広げられる、素晴らしき世界。

僕としては、妄想が自らのモチベーションの維持にも繋がる欠かせないものになってきている。

 

 

 

 

 

 

実は、社会人になってから一度だけK君と遊んだ日に洋服を見て回った。

 

1時間くらいの限られた時間だったが、それまでのどんな時間よりも楽しいひとときだった。

 

彼の好みと僕の好みは大きく異なるが、互いの気になる洋服を知るのは貴重な経験だった。

 

 

これが世間で恒久的に人気の"デート"というものの楽しさなのか…と驚きと哀しさを感じたものだ(K君と僕は付き合ってる訳ではないので、あくまで僕の妄想上で"デート"と変換しての所感だが)。

 

今振り返っても、あの日は贅沢な1日だった。

そんな贅沢を久々に味わえたらいいな、と感じる初夏である。

 

(締めの展開が前回の記事とほぼ同じになってしまいましたが、御許しください…。)

 

 

Mr.Childrenを聴いてみる

どうも、はじき銀舎です。

 

 

 

今週、各種サブスクリプションサービスにて配信を開始した、Mr.Children

 

僕はこれまで彼らの音楽をちゃんと聴いてこなかったが、KKBOXでも配信解禁となったこの機会に幾つか聴いてみた。

 

 

ちなみに、今まで嗜んでこなかったのは、彼らが"好きなアーティスト"の代表格だったから。

 

 

僕は中学生になって音楽の魅力を知った頃から、周囲の人間が好きなアーティストを好きになることが嫌で仕方がなかった。

 

当然、僕の周りにも"ミスチルが好き"という人は少なくなかった。でも、その輪に入りたいと思う気持ちは微塵も無かった。

 

そう考えると、僕は昔から自分自身に特異性を求めていた。何においても、少数派に属したいと常々思っていた。"普通"という烙印を押されることを嫌い、"変わっている"というステータスを求めていた。

 

まあ、この時代に軽いいじめのような経験を受けたことも影響しているのかもしれない。

 

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加害者に対して、お前らと一緒なんて御免だ、と"開き直っていた"。

いや、今でもその考えは残っているから、"開き直っている"が正しいか…。

 

兎にも角にも、心の何処かで注目されたかったのかもしれない。

 

 

 

 

話が脱線してしまったが、Mr.Childrenに関しては、結局は食わず嫌い。

 

この数日で幾つか聴いてみると、気に入った曲が見つかった。

 

 

「NOT FOUND」(2000年)

あぁ 何処まで行けば解りあえるのだろう?

歌や詩になれない この感情と苦悩

君に触れていたい 痛みすら伴い歯痒くとも

切なくとも 微笑みを 微笑みを

 

主題歌となっていたドラマ「バスストップ」を当時観ていたこともあって、この曲はサビだけは頭に残っていた。

発売から18年経った今聴いても色褪せてなく良い曲だと思う。

 

 

 

 

「GIFT」(2008年)

「白か黒で答えろ」という

難題を突きつけられ

ぶち当たった壁の前で 僕らはまた迷っている迷ってるけど

白と黒のその間に 無限の色が広がってる

 

降り注ぐ日差しがあって

だからこそ日陰もあって

そのすべてが意味を持って

互いを讃えているのなら

もうどんな場所にいても

光を感じれるよ

 

この曲はオリンピックのテーマソングだったと思うんだけど、解釈の仕様によっては、多様性を謳っているようにも捉えられる。

自分らしく居ていいんだよ、と。

 

 

 

 

 

ここに挙げた曲もそうだが、僕は歌詞だけを判断材料に良し悪しを決めるつもりはなく、リズムやメロディを重視して音楽を聴いている。

 

これからは、予備知識や知名度に左右されず、純粋に"音を楽しむ"ことのできる人間になりたい。

 

そして、もし"その音を誰かと楽しく"共有できるようになれたら、そこにはこの上ない喜びが待っていることだろう。

夢を見る

どうも、はじき銀舎です。

 

 

突然ですが、皆さんは普段寝ている時に夢を見ますか?

 

 

 

 

 

僕は普段夢を見ることがほとんど無い。

 

だが、この2週間ほどで少なくとも2回は夢を見た。

 

いや、実際にはもっと夢を見ているのかもしれない。ただ憶えていない、というだけで。

 

 

そして、鮮明に記憶が残っている2つの夢はどちらも、何故かシチュエーションは違えど性行為をする場面が含まれるものだった。

 

思い返せば、Wさんとの夜を過ごしたあの日は3週ちょっと前のこと。やはりこの一夜が影響しているのだろうか?

 

hajiki-ginsha.hatenablog.com

 

 

 

 

ほとんど夢を見ないのは幼少期からのことでずっと変わらないが、稀に見る夢は悉く恐怖心に襲われる内容のものばかりだった。

 

時には何故か5階ほどの高さから飛び降り、落下して地面に叩きつけられる寸前で目が覚めたり。

時には猛スピードで向かってくる乗用車に跳ねられる寸前で目が覚めたり。

身体を固定され、指や手首、首を切断されそうになる拷問まがいの場面には何度も遭遇した。

 

いつも"寸前"で夢の世界から解放されるから、被害に遭って負傷する恐怖からは何とか逃れてきた。

 

 

 

 

そんな二度と遭遇したくない恐怖とは対照的な、ここ2週間の2回の夢。

 

最初の夢は、行為をしていた光景だけが残っているため、相手が誰なのか等の詳細は起床とともに頭から消えてしまった。何とか思い出そうと試みたが、記憶の断片すら引き出すことができない。

 

 

だが、最近見た方は今でもそのシーンが鮮明に残っている。

相手は何と、同じ職場の後輩男性…。

 

 

 

 

夢って不思議なもので、自我が働くことで現実世界同様に自分の意思を言葉に出して示すことがある。

 

前述の拷問の夢では専ら抵抗するしかなく、「やめてくれ!」だの「離してくれ!」だの、喚き続ける。これは、死にたくなかったり痛い思いをしたくない故の防衛本能に違いない。

 

 

かと思えば、時に突飛な状況を創り出す。

最近見た方の夢がそうだ。

 

 

駅のホームには電車を待つ大勢の人。そこから少し離れた部屋のベッドで行為に勤しむ僕と後輩。

 

可笑しな点は、その大勢の人の目線が我々に向けられている、ということ。

 

駅のホームから丸見えで行う恥ずかしさに耐えられない僕は後輩に「見られてるからやめようよ…。」

と懇願するが、S気質の後輩は

「嫌です。」と一言だけ放ちひたすら腰を振り続ける…。

 

 

 

謎の夢から目を覚まし現実に引き戻された僕には、虚しさともどかしさが残っていた。

 

夢とはいえ、性描写のあるシーンで顔なじみの後輩が登場したことが驚きだ。

 

もしかして、僕は彼に潜在的に好意を抱いているのだろうか?

 

確かに、真面目だし仕事もできる。ルックスもどちらかといえば好みのストライクゾーン圏内だ。

だが、恋愛対象かと問われると、頭を悩ませてしまう。

 

 

夢を見た後、現実世界でその後輩と職場で顔を合わせたが、何となくいつもより距離を置かれている気がした。

被害妄想だろうが、

「もしも僕と同じ夢を彼も見ていたら…」

と想像すると、申し訳なさでいっぱいだ。

 

 

 

 

ちなみに、夢のカラクリを少しネットで調べてみると、見る夢の内容によってその時の自分の心理状態を表すよう。

 

性交渉の夢を見るのは"欲求不満"とのこと。

もちろん一概にそうとは断言できないだろうが、もしそうだとすると少し哀しい。

もっと満たされたいと本能では感じているのだろうか?

 

そう考えると、たとえ恐怖を感じないハッピーな内容だとしても、夢は見ない方が何も気にすることがないから幸せかもしれない。

 

 

だが、このタイミングでそういった夢を立て続けに見たことを考察すると、一つ新たな経験を通して成長の途を辿っている証拠なのかもしれない。

 

 

僕は様々な面で同年代、いや歳下の人にも遅れをとっている。

それが悪いこととは思わないが、少しずつでも経験値を増やして自己の成長に繋げていきたい。

 

 

 

 

似ている有名人は…

どうも、はじき銀舎です。

 

 

 

僕には昔から似ていると言われる有名人がいる。

 

 

 

それは、イチロー選手。

誰もが知るスーパースターであり、今朝から話題を席巻している、あのメジャーリーガー・イチローさんだ。

 

 

似ていると初めて指摘されたのは、高校生の頃だったと思う。

 

その後大学生になると、一人暮らしを始めるために訪れた不動産屋さんや利用したお店の方、同級生やアルバイト先の仲間など、定期的に「似ていると言われないですか?」などと聞かれるようになった。

 

 

社会人になってからも、頻度は少なくなったものの仕事で初めてお会いする先方に言われることが何度かあった。

 

 

 

そして今日、仕事中にある方から「イチローさんに似てますよね?」と聞かれた。

久々に面と向かって言われたこともありあたふたしてしまったが、

「たまに言われますね。ありがとうございます。」と返答した。

 

おそらくだが、今朝からイチロー選手の会見の様子がTVで放送され続けていることもあり、いつも以上にその容姿・佇まいが頭に残っているのだろう。

 

 

 

ちなみに、イチロー選手に似ていると言われることは、僕にとっては嬉しさしかない。 これは昔からずっと変わらない。

物心がついた頃からずっと第一線で活躍する、日本が誇る天才なのだから当然といえば当然だが。

 

 

 

 

それにしても、今朝からイチロー選手を見ていて感じた私見だが、年齢を重ねるにつれてどんどん格好良くなっている気がする。

大人の色気なのかな。

ストイックに自分を高めることを怠らない日々の努力が、外見の魅力に繋がっているのかもしれないな、と思った。

 

面影があるというだけで同じような括りをするのはおこがましい話だが、僕も魅力的な大人の男になるためには、イチローさんのような弛まぬ努力を日々行う必要がある。

 

色々頑張らねば。

 

 

おっさんずラブ#2〜片想いは苦しい〜

どうも、はじき銀舎です。

 

 

先週に続き「おっさんずラブ」の話。そこから、片想いの話に繋がる。

 

 

4/28(土)に2話が放送された「おっさんずラブ」。

 

 

1話はコメディ要素の詰め合わせのような50分だったが、2話では所々で主要人物の心の機微が描かれた。とはいえ、コメディ感は散りばめられており、あらゆる視聴者層が純粋にドラマを楽しめるようにしている。実際、SNSでも結構バズっているようだ。

 

 

三角関係となる主要キャストの基本プロフィールは前回触れたから省略するが、

hajiki-ginsha.hatenablog.com

 

 

 

 

2話では後輩イケメンでゲイの牧君の葛藤が多く描かれた。切なすぎて、観ている此方まで辛くなってしまうくらいだ。

 

牧君はゲイという設定だが、昔からそうであったかは2話現在明かされていない。バックグラウンドは未だ謎だが、今後明らかになるかもしれない事実によっては更に心が痛くなるかもしれない。

 

 

ドラマを観ていない方の為に簡単に補足すると、ゲイがノンケ、しかも男同士の恋愛は有り得ないと思っているノンケに好意を寄せてしまう。

だが、そんなノンケを狙う男(上司)が距離を縮めようと動くのを知ると、居ても立っても居られなくなり自分の気持ちを抑えられなくなる。

そして、その気持ちを本人に爆発させる。

叶わない恋だと分かっているはずなのに…。

 

 

 

 

 

僕が2話を観終わって思ったこと。

 

 

ゲイはノンケに対して恋をしちゃいけないのか?

その素直な気持ちを本人にぶつけてはいけないのか?

 

 

そんなことはないはず。

そして、そんなことがあってはならないような社会になるべきだと思う。

 

 

だが、実際そんな簡単な話ではないことは百も承知。

 

 

同性愛に嫌悪感を抱く人は少なくない。

隠しているから定かではないものの、僕の周りではゲイに否定的な意見を持つ人は一定数居るし、逆に好意的な意見は聞いたことが無い。

 

 

 

そして、もしも僕が牧君の立場だったらどうだろうか、とも考えてみた。

 

 

でも、僕は牧君のようにはなれない。

 

 

傷付きたくないからノンケに気持ちを打ち明けることは絶対にできない。恋心を抱いても、それ以上距離を詰めることはできない。

それは、心に傷を負った経験が無いからかもしれない。大切に大切に守ってきた自分自身を一度でも傷付けてしまうことから逃げているだけだとも思う。

 

 

 

とはいえ、決して他人事とは言えない。

 

今後、本気の"片想い"をして悩む日が来るかもしれない。それがゲイかノンケかはわからないが。

 

その時に僕はどうするのだろうか。

 

そういった考えを巡らせると、ゲイの"片想い"はただただ苦しく、現実逃避したくなる辛さが付き纏うものなのかもしれない、と暗い気持ちにさせられてしまった。

 

 

だが、それは育ってきた環境が異なる2人が恋愛を成就させることの難しさを表すとともに、それが成就した時の"悦び"を一層共有できる"愉しみ"でもあるのだろう。

 

そんな"悦び"と"愉しみ"を味わえたら、そこにはどんな景色が広がっているのだろうか?

 

いつか、この目で見てみたいものだ。