どうも、はじき銀舎です。
今週、各種サブスクリプションサービスにて配信を開始した、Mr.Children。
僕はこれまで彼らの音楽をちゃんと聴いてこなかったが、KKBOXでも配信解禁となったこの機会に幾つか聴いてみた。
ちなみに、今まで嗜んでこなかったのは、彼らが"好きなアーティスト"の代表格だったから。
僕は中学生になって音楽の魅力を知った頃から、周囲の人間が好きなアーティストを好きになることが嫌で仕方がなかった。
当然、僕の周りにも"ミスチルが好き"という人は少なくなかった。でも、その輪に入りたいと思う気持ちは微塵も無かった。
そう考えると、僕は昔から自分自身に特異性を求めていた。何においても、少数派に属したいと常々思っていた。"普通"という烙印を押されることを嫌い、"変わっている"というステータスを求めていた。
まあ、この時代に軽いいじめのような経験を受けたことも影響しているのかもしれない。
加害者に対して、お前らと一緒なんて御免だ、と"開き直っていた"。
いや、今でもその考えは残っているから、"開き直っている"が正しいか…。
兎にも角にも、心の何処かで注目されたかったのかもしれない。
話が脱線してしまったが、Mr.Childrenに関しては、結局は食わず嫌い。
この数日で幾つか聴いてみると、気に入った曲が見つかった。
「NOT FOUND」(2000年)
あぁ 何処まで行けば解りあえるのだろう?
歌や詩になれない この感情と苦悩
君に触れていたい 痛みすら伴い歯痒くとも
切なくとも 微笑みを 微笑みを
主題歌となっていたドラマ「バスストップ」を当時観ていたこともあって、この曲はサビだけは頭に残っていた。
発売から18年経った今聴いても色褪せてなく良い曲だと思う。
「GIFT」(2008年)
「白か黒で答えろ」という
難題を突きつけられ
ぶち当たった壁の前で 僕らはまた迷っている迷ってるけど
白と黒のその間に 無限の色が広がってる
降り注ぐ日差しがあって
だからこそ日陰もあって
そのすべてが意味を持って
互いを讃えているのなら
もうどんな場所にいても
光を感じれるよ
この曲はオリンピックのテーマソングだったと思うんだけど、解釈の仕様によっては、多様性を謳っているようにも捉えられる。
自分らしく居ていいんだよ、と。
ここに挙げた曲もそうだが、僕は歌詞だけを判断材料に良し悪しを決めるつもりはなく、リズムやメロディを重視して音楽を聴いている。
これからは、予備知識や知名度に左右されず、純粋に"音を楽しむ"ことのできる人間になりたい。
そして、もし"その音を誰かと楽しく"共有できるようになれたら、そこにはこの上ない喜びが待っていることだろう。