前回の記事で触れた淡路島旅行前、彼との話の流れで、僕が乳製品が食べられない話になった。
そんな、乳製品を食べられないという事実が彼に一つの疑問を抱かせたようで、
「豆乳は飲める?」と質問された。
答えは"飲めない"のだが、疑問はさらに深まったようで、何故飲めないのかという流れに。
どうして豆乳が苦手なのか…。
確かに、乳製品が含有されている訳ではないから、苦手でなくてもおかしくはない。
だが、よくよく振り返ってみると、おそらく豆乳を口にしたことが無い。
そもそも僕は、豆乳には牛乳が入っているものだと思っていたから、そんな先入観もあって嫌悪感を示していたのだ。
豆乳だけが、唯一「乳」とつく乳製品以外の食べ物であると思われる。
そのため、豆乳だけは飲めるのではないかという意見が彼から寄せられた訳だ。
そして淡路島旅行中、豆乳を飲んでみようと促された。
これが友達や家族に言われていたとしたら、拒んでいたに違いないが、彼に言われるなら話は別だ。
彼に背中を押され、コンビニに売っていた、きな粉味の豆乳を買い一口飲んでみた。
評価は△だった。飲めなくはないが、後味に苦手な乳感が残り、一本は飲めないと判断した。
僕にとって、豆乳は紛れもなく"乳"であったのだ。
もしもこれが"ビーンズジュース"というネーミングであれば平然と飲んでいたかもしれない。
だが、これは"豆乳"。
"乳"の文字が脳裏に焼き付いて離れなかった。
結局僕は二口だけ飲み、残りは彼に飲んでもらった。
今回の豆乳の件のように、無意識の先入観で避けてきたものを経験してみることは大切だと感じた。
自分だけでは決して実行に移せないような事でも、今そして今後は彼と共有することで挑戦することができる気がする。
ちなみに、彼とは事情により来月いっぱいまで会うことはできないため、現在はLINE上でのみやりとりしている。
前回会ったのは淡路島旅行、実に2ヶ月は顔を合わせることができないが、その分楽しみは膨らむ一方だ。