はじき銀舎の地味日記

地味な生活を送る、冴えない男の日記

好きな服を求めて

今日は休みで洋服を買いに行ってきたので、今回はファッションの話。

 

 

 

僕はファッションにこだわりがある方だと思っていて、私服はかなり選り好みする。着れたら何でもいい、という考えではない。

 

頻繁にショップに足を運んだり収集癖がある訳ではないが、ここ数年は同じショップで購入し続けている。

 

 

そのショップでは毎度同じ店員さんに対応してもらっているが、似合うであろうおすすめの洋服を提案してもらっている。

 

その中からデザインや質感が好きな服を試着させてもらう。

 

最終的に購入するかどうかの決断をするのは僕だが、ほぼ全身コーディネートをお任せしているといっても過言ではないくらい頼りきっている。

 

 

 

洋服屋の店員さんの接客に関する話題が至る所で上がることがある。

「話しかけないでほしい」とか、「入口までお持ちします」の必要性とか。

 

前者についていえば、僕は店員さんにあれこれ質問して聞きたいタイプなので、あまり同意できない。

もちろんその店員さんと合うかどうかという点も無視できないが、この方には相談したいなと一度思うとそれを続けてしまう。

それが今の店員さんだ。

 

 

ショップにはいつも1人で行っているが、

"彼氏や友人が隣に居ればもっと楽しく充実した時間を得られるんだろうな〜。"

なんて考えてしまう自分が居る。

以前よりも、そんなことを考えることが増えた気がする。

 

 

アパレルショップを見て回るデートなんて楽しいに決まってる。

憧れのシチュエーションはこんな感じだ。

 

店内を散策しながら

僕「これ似合いそうじゃない?試着してみてよ。」

彼「そう?じゃあ、着てみようかな。」

試着後

彼「どうかな?」

僕「(あああ……、) 凄く似合ってるよ!」

彼「そう?じゃあこれを買って次会うときに着ようかな!」

僕「お願いします! (楽しみだ…。)」

 

なんて。僕と彼が逆になってもいいなあ。

 

 

 

こんなシチュエーションをいとも簡単に、数秒間で創り出せる妄想というのは無限のオアシスだと思う。

頭の中だけでどんな方向にも繰り広げられる、素晴らしき世界。

僕としては、妄想が自らのモチベーションの維持にも繋がる欠かせないものになってきている。

 

 

 

 

 

 

実は、社会人になってから一度だけK君と遊んだ日に洋服を見て回った。

 

1時間くらいの限られた時間だったが、それまでのどんな時間よりも楽しいひとときだった。

 

彼の好みと僕の好みは大きく異なるが、互いの気になる洋服を知るのは貴重な経験だった。

 

 

これが世間で恒久的に人気の"デート"というものの楽しさなのか…と驚きと哀しさを感じたものだ(K君と僕は付き合ってる訳ではないので、あくまで僕の妄想上で"デート"と変換しての所感だが)。

 

今振り返っても、あの日は贅沢な1日だった。

そんな贅沢を久々に味わえたらいいな、と感じる初夏である。

 

(締めの展開が前回の記事とほぼ同じになってしまいましたが、御許しください…。)