はじき銀舎の地味日記

地味な生活を送る、冴えない男の日記

家族が一堂に会する

どうも、はじき銀舎です。

 

 

先日、家族で1泊2日の旅行に行きまして、今回はその話をちらりと。

 

 

メンバーは父、母、兄家族(兄、奥さん、娘2人)と僕。

 

 

大学進学を機に一人暮らしを始めたため実家を出てもう10年以上経つが、僕の家族って他の家族と比べてコミュニケーションをあまり取らない方だと思っている。

まあ比較できないんだけど、父も兄も口数は少なく一番のおしゃべりは僕なのではないかと思うくらい。自分は根暗な方だと自負しているけど。

 

加えて、父は土日休みの仕事ではなかったため、小さい頃から家族全員で出かけることはほとんど無かった。僕が物心ついてからは一度だけ隣の県のアウトレットモールに出かけた記憶しか残っていない。

 

そんな、仲は良いけど決して深いとは言えない関係性だが、一番下の僕もアラサーになった今、改めて家族全員が集結。兄が家庭を持ったことでメンバーが増えての旅行となった。

 

 

宿泊したのは、都会の喧騒からかけ離れた場所に建つ隠れ家のような旅館。林を進み小道を抜けた先に佇むような。

旅館って初めてだったんだけど、たまには何も考えずに自然の声に耳を傾けるのも良いなと思った。

 

部屋に入ると、内風呂と露天風呂があってびっくり。どうやら各部屋に備え付けられているようで、庶民の僕には贅沢すぎると思いつつ、“たまにはいいよね…。”と開き直る。

 

 

夕食。

旬のお肉や魚、野菜を使った贅沢なコース。

 

旅館のコースは、お米が出るのがデザートの直前というイメージがある。今回もそうであった。

個人的には乾杯のタイミングでお酒を一口いった後にすぐ米を頬張りたいんだが、少数派なんだろうな。

飲み会の席でも〆として注文することが多いし、やっぱり少数派か。

 

普段一人暮らしで口にしないような豪華な料理の数々に舌鼓を打って大満足であった。

 

 

 

翌日。

 

この日旅館を後にした以降の予定を敢えて立ててなかったため、少し山を登った場所にある大きな公園へ。

その公園は緑が豊かなだけでなく、アスレチックが充実していて姪っ子が動き回って遊ぶにはうってつけの公園だった。

 

大人の僕だが、久しぶりに浩然の気を養えたような気がした。姪っ子が楽しそうに遊び回る姿を見るだけでこっちまで楽しくなる。

 

最初は人見知りして泣いていた姪っ子2人も、旅行2日目となると懐いてくれ(というより慣れただけだと思うけど)、僕にとびきり純粋な笑顔を見せてくれるようになった。

 

 

この旅行中、姪っ子が可愛いなという以上に、子育ての大変さを真近で実感した。

食事中でさえ気にかけないといけないし、ゆっくり自分の食事を楽しむこともままならないようだった。

もう少し成長するとそんなことはなくなるのだろうが、僕が小さい頃の両親もそうだったのかと考えると思うところがある。

 

母親は僕らの育児にあまり手がかからなかったと言っているのだが、僕には子育てというものは到底できないと思わざるを得ない。

 

まあ、子育てをすることは一生無いけど、親という立場で奮闘中の兄夫婦と奮闘してきたであろう両親に感謝を覚えた旅行となった。

 

 

 

奇跡の巡り合わせで家族となった両親と兄家族。

恋愛や結婚に関することをほとんど聞いてこないから、もしかすると僕がゲイであることに薄々気付いているのかもしれない。

 

僕は今後もカミングアウトする予定は無いけど、良好な関係のまま人生を送っていきたい。