はじき銀舎の地味日記

地味な生活を送る、冴えない男の日記

激動 -202004 #1-

はじき銀舎です。

 

 

この1ヵ月足らず、僕にとって激動の期間となりました。

波瀾でした。

 

そして、ここ2週間はTwitterの更新すらほぼしていませんでした。

どう言葉にしようか迷いがあったからです。

 

 

 

精神的に少しずつ落ち着いてきた今、それを文字に残しておきたいと思い、ブログに書いていきます。

 

いつの日か、こんな経験もしたなあと前向きに捉えることができるようになることを自分自身願いながら。

 

 

 

 

 

 

 

4月1日から福岡で新たな仕事を始めたのですが、たった2週間で退職勧告が出されました。

 

 

 

 

 

原因として伝えられたのは、他でもなくコロナウイルスの蔓延による業績の悪化からの人員削減。

 

業界未経験で入社したばかりの、知識も経験も乏しい僕は真っ先に切られてしまった訳です。

 

 

 

 

 

「明日から来なくていい」と通達があった夜の帰り道、この世界に存在しているのか自分でも分からないくらい上の空だった。

 

あれ、でもなぜだろう。

 

堪えようとしたけど、涙が出てきた。

 

 

僕なりに一生懸命仕事に向き合い、あっという間に駆け抜けた2週間。

一日でも早く慣れようと、自宅に帰っても仕事してたっけ。

 

 

おこがましいけど、そんな努力も一瞬で水の泡となった。

 

 

 

だけど、その瞬間に怒りや憤りといった感情は湧かなかった。

会社に対しても、脅威的ウイルスにも。

 

 

後者そのものに怒りはあるが、それによって悪影響を受けている世界については、情勢が情勢のため仕方がないのかもしれない。

会社を守ろうとした会社のこの判断も間違っていないとさえ思えた。

 

 

 

じゃあ、僕が抱いた感情は何なのか。

 

 

嬉しい?

そんな訳はない。

 

悲しい?

いや、違うな。

 

悔しい?

これも当てはまらない。

 

 

 

 

 

僕が出した答は、“虚無感”である。

 

 

 

 

 

何もしたくない。

 

何も考えたくない。

 

 

 

考えたくないはずなのに、考えてしまう。

 

 

 

どうして僕の人生はこうもうまくいかないのか。

 

どうして僕の進む道には壁が立ちはだかるのか。

 

幸せな日々というのはどこに用意されているのか。

 

 

 

問いかけたって仕方ないのは分かってる。

 

誰かが答えてくれることはない。

 

自分自身で探すしか方法はないことも。

 

 

 

 

 

ただ、これだけは断言できる。

 

 

僕はこの一件を、コロナウイルスが猛威を奮う情勢のせいにしたくない。

 

そして、こんなことでくたばってはいけない。

 

僕は負けない、と。

 

 

 

 

 

#2に続く。