はじき銀舎の地味日記

地味な生活を送る、冴えない男の日記

常備不懈

常備不懈…常日頃から気を緩めず、準備を整えておくこと。

 

 

今日、仕事で定期的にお世話になる、ある方(以下、Eさんとする)がいらっしゃった。アポなしだったため、予期せぬ出会い。こんな時に限って髪もぐちゃぐちゃ、おしゃれなスーツでもない。

 

そもそもは、初めてお会いした時に僕が一目惚れ。笑顔がくしゃっとなる、素敵な方だなというのが第一印象。お話を重ねていってもそのイメージは変わらず、今でも笑顔が素敵だという印象がEさんの大部分を占める。

 

僕は基本的に目を合わせて会話することが苦手だ。社会人としてどうなんだ、と自分でも思うが、これで今日まで乗り越えてきた。

 

もちろん僕はEさんと会話する際もなかなか目を合わせられない。そこにはEさんに対する特別な感情があるから、かもしれないが。

Eさんは確か2つ歳上だが、自分とは比べ物にならない程大人な男性だなとひしひし感じる。

 

そんなEさんには異性のパートナーが居るという。ルックスを取っても性格(あくまで僕が知り得る範囲内だが)を取っても、居て当然といえば当然なのだが、知った時はやはりショックだった。

 

何故なら、Eさんもゲイかもしれないという僅かな期待があったから。どこかの動画に男優として出演しててもおかしくないルックスの持ち主だから、初対面の時からそう思っていた。そんな僕の期待はすぐに撃ち砕かれてしまったのだ。

 

Eさんに彼女が居ることは本人の口から唐突に知ることになったのだが、もしもその時の僕の反応を第三者が見ていたら、きっとゲイだとバレていただろう。Eさんにはどう捉えられただろうか?その答えは一生分からないが。

 

 

冒頭の常備不懈。身だしなみもそうだが、相手との接し方も日頃からシミュレーションして対策しておかなければ、と感じた。

それがマイノリティーと言われるゲイなら尚更だ、とも。